食物、蜂刺されによる急性アレルギーにそなえる

アナフィラキシーってなあに.jpアナフィラキシーってなあに?

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もしもにそなえておきたい 蜂毒アレルギー蜂毒アレルギーってなあに?

1回の蜂刺されでも、アナフィラキシーを起こす危険がある蜂毒アレルギー。リスクが高い季節や場所、職業は?

蜂刺されによるアレルギーとは

蜂に刺されたとき、かゆみや発赤(ほっせき)のような皮膚炎、または嘔吐や寒気などの症状を起こすことがあります。蜂毒の中にはアレルギー反応を起こす成分(アレルゲン)やヒスタミンが含まれているため、場合によっては重症のアナフィラキシーに至る危険性があります。

厚生労働省の調査によると、日本では蜂刺されによるアナフィラキシーショックで年間20人ほどが亡くなっており、その多くは40歳以上の男性でした1)

  1. 1)厚生労働省:人口動態調査

蜂刺されによるアナフィラキシーで亡くなった人数

 死亡人数
平成23年度(2011)16115
平成22年度(2010)20164
平成21年度(2009)13112
平成20年度(2008)15141
平成19年度(2007)19163

厚生労働省:人口動態調査より作図

蜂刺されは特に夏場に多い

蜂の被害は夏から秋にかけて多く、蜂刺されによる患者数は8月がピークとなります。

蜂刺され患者数の月別推移

8月(600人近く)をピークに7月~10月にかけて多くなっています。

安藤 幸穂:”ハチ刺症患者の治療について” 蜂刺されの予防と治療

林野庁管理部厚生課監修/国有林野事業安全管理研究会編集 林業・木材製造業労働災害防止協会:174, 1996より改変

原因となるハチについて

蜂は巣を守るために外敵に向かっていく習性があります。人を刺す習性があるのは、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの3種類です。営林署や林業、農業、ゴルフ場などにおいてはスズメバチやアシナガバチ、養蜂業やイチゴ農家ではミツバチに刺されるケースが多いといわれています。

アナフィラキシーを引き起こす代表的な蜂

スズメバチ
アシナガバチ
  • 写真提供(スズメバチ):名古屋市生活衛生センター
  • 写真提供(アシナガバチ):三重大学生物資源学部昆虫学研究室

山や森、農場などは要注意

蜂毒アレルギーの患者さんの約50%は蜂刺されのリスクが高い職業についています。林野事業関係者、電気設備業者、ゴルフ場、養蜂業、農業などの職種に多く、蜂との接触に対して注意喚起が呼びかけられています。また、職場に限らず、スポーツやレジャーなどで山間部に出かける場合でも、蜂毒によるアナフィラキシーのリスクは高くなります。

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監修獨協医科大学病院 呼吸器・アレルギー内科 講師 平田 博国 先生

よくある質問

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