食物、蜂刺されによる急性アレルギーにそなえる

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日頃からしっかり対策 食物アレルギー新しい治療法

アレルゲンに対する耐性獲得をめざす、新しい治療法も研究されています。

耐性獲得:成長にともない、アレルゲンが、食べられるようになること。

研究段階の取り組みとして「経口免疫療法」が注目されています

経口免疫療法とは、経口負荷試験によって症状が誘発される量を調べ、その量を基準にして、専門の医師の管理のもとで段階的に食べる量を増やしながら、最終的に耐性を獲得させることをめざす取り組みです。

経口免疫療法は慎重に

これまで耐性獲得を待つしかなかった、あるいは、耐性獲得をあきらめざるを得なかった重い食物アレルギー患者さんたちにとって、この経口免疫療法は画期的な変化であり、多くの患者さんがその効果に期待しています。

しかし、メディアなどでも取り上げられる情報は“効果”を強調するあまり、“副反応”が置き去りにされている傾向があります。経口免疫療法には、アナフィラキシーショックを含めた症状を誘発する危険性や、思いもよらない副作用があらわれる危険性があります。その中で日々アレルゲンを食べ続けることは、患者さんとその家族にとって大きな肉体的・精神的ストレスとなってしまいます。

こうした中で、これらの問題に適切に対応できる能力のある専門の医師によって経口免疫療法は実施されることが求められています。日本小児アレルギー学会や世界各国の治療指針において、経口免疫療法は“研究的な段階にあり、専門の知識をもった医師のもとで実施されるべき”と明記されています。

自宅で安易に少しずつアレルゲンを食べていくことは、患者さんがリスクを背負うことになるので、避けるべきです。経口免疫療法に取り組みたい場合は、専門の医師のもとで、食物負荷試験等を通じて経口免疫療法の実施に適しているかを評価してもらい、十分なインフォームド・コンセントが得られたうえで進めるべきでしょう。

インフォームド・コンセント:医師が患者さんに対して、受ける治療内容の方法や意味、効果、危険性、その後の予想や治療にかかる費用などについて、十分にかつ、わかりやすく説明をし、そのうえで治療の同意を得ることをいいます。

自己注射薬を準備しましょう

治療中に自宅でアナフィラキシーが起こった場合にそなえて、アドレナリンの自己注射薬を常に手元に置き、日頃から正しい使用方法を確認しておきましょう。

監修 昭和大学 医学部 小児科学講座 講師 今井 孝成 先生

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