食物、蜂刺されによる急性アレルギーにそなえる

アナフィラキシーってなあに.jp アナフィラキシーってなあに?

文字サイズ

専門医が動画で解説食物アレルギー症状への対応

食物アレルギー症状の対応で大事なことは、重い症状の見極めです。
もう一度アナフィラキシー症状に関して復習しましょう。
アレルギーが原因で、皮膚、呼吸器、消化器など全身性に症状があらわれ、時に血圧低下などの強い症状を引き起こし、これを、アナフィラキシーショックといいます。 これらの症状は、急速に進行するのが特徴でした。

このうち、呼吸器症状とショック症状が重篤な症状といえます。
でありますので、みなさんも、この全身症状(ショック症状)と、のどの症状を含めた呼吸器症状を見逃さないようにしていくことが求められます。
まずはショック症状に関して解説いたします。

一般的にショックといいますと、このイラストのような状況を想像される方が多いと思いますが、これは医学的にショックという状況ではありません。
意識が無い、もしくは悪くなっていくのが、医学的なショック症状というふうに解説できます。

そもそもショック症状の患者さん方は、血圧が低下していく中で、意識が悪くなり、倒れこんでいくような状況があります。
その場合はこのように、足を、およそ30センチほど上げて、経過をおってあげてください。
血圧が低下することがショックのひとつの定義であり、意識がなくなっていってしまうことが、ひとつの症状となりますが、ショック状態の前、プレショック状態という状況もあります。
できればこの状況で患者さん方が発見できることが重要であります。
プレショック状態ですので、まだ意識はあります。
意識はあるのですが、元気がない、動きが鈍い。
また、簡単な命令に従えなかったり、答えられなかったり、というような状況になります。
また、急に歩きたがらなくなったり、そこに立っていられなくなり、じきに立ち上がれなくなると、横になりたがり、ぐったりしてくると、意識がなくなっていくような経過をたどって参りますので、このプレショック状態で悪化していくタイミングを計れるといいでしょう。

呼吸器症状に関して、まずのどの症状から申し上げますが、鼻から口から入った空気は、のどを通して肺に向かって行くわけでありますが、のどの部分は、1本しか通り道がありません。

ここで通過障害、空気が通れなくなっていくと、場合によっては窒息に陥ってしまうわけであります。
のどは外からは見えませんので、その症状を推測することが難しいのですが、ちょうど声を出す声帯という臓器が、こちらにありますので、声がかすれてきたり、飲み込みづらい、また症状が進んでいくと、のどが締め付けられるような感覚、声がますますかすれて出てこない、などの症状があらわれてきます。
この場合には、窒息の危機的な状況にありますので、速やかな対応が求められていきます。

また、気管支・肺の症状も問題です。
症状が強くなってくると、咳が連続してきて、咳きこむようになってきます。
更に症状が進展すると、明らかな喘鳴(ぜんめい)、「ゼーゼー、ヒューヒュー」場合によっては、「グーグー、ピーピー」などさまざまな音が聞こえてきます。 それには、呼吸困難を往々にしてともなってくることになります。

この、呼吸とともに何か音が聞こえてくるという状況は、気管支、気道が狭くなってきている証拠でありますので、これも窒息などの危険がありますので、速やかな対応が求められます。

一方で、心配しないでいい症状としては、皮膚・粘膜症状があります。
皮膚・粘膜症状は他の症状に比べると、発症頻度は多いのですが、どんなにひどくなっても、命を奪うようなことにはなりません。
一見すると派手ですので、驚いてしまうかもしれませんが、そういった時こそ冷静になって、呼吸器症状が悪くなってきてないのか、もしくは全身状態が悪くなってきてないのか、というところに目が配らせられるようになるといいでしょう。

アナフィラキシーや食物アレルギー症状の対応の落とし穴としては、医師から処方されている緊急処方薬、抗ヒスタミン薬やステロイド薬のことが多いのですが、これらが効くはずだと思って経過を追ってしまうことが危険です。
そもそもステロイド薬は効果があらわれるまで数時間かかります。
また抗ヒスタミン薬も内服薬でしょうから、効果が出てくるまで早くても30分、そしてまたこの抗ヒスタミン薬が効く症状は皮膚・粘膜症状であって、命を奪ってしまうかもしれない、呼吸器症状やショック症状には効果があらわれません。
でありますので、呼吸器症状やショック症状が進行してくるような状況がありましたら、迅速かつ積極的なこのアドレナリン筋肉注射以外にその状況を改善させることはできません。

前の解説へ 食物アレルギー症状とアナフィラキシー

次の解説へ 学校における食物アレルギー対応

お近くのお医者さんを調べる医療機関検索

アナフィラキシー対策は専門のお医者さんに相談を。

くわしくはこちら

食物アレルギー患者さん体験記

食物アレルギーの患者さんやご家族の方の体験談をお聞きしました。

くわしくはこちら

よくある質問

アナフィラキシー対策は専門のお医者さんに相談を お近くのお医者さんを調べる

アナフィラキシー対策は専門のお医者さんに相談を お近くのお医者さんを調べる

子どもと 肺炎球菌.jp 細菌性髄膜炎から、子どもたちを守るために。

子どもの低成長を考える 成長相談室 成長セルフチェックや病院検索も。

Kids Clinic キッズ・クリニック お母さんの心配や疑問に対して、役立つ情報を。