原因別アナフィラキシー
|食物アレルギー
監修
昭和医科大学 医学部 小児科学講座
教授 今井 孝成 先生
長年、鶏卵、牛乳、小麦が3大アレルゲンとして知られていましたが、最近はクルミやカシューナッツなどの「木の実類」(ナッツ類)でアレルギーを起こす人が増えています1)。この他にも原因となる食物には、ピーナッツ、えび・かになどの甲殻類、果物、豆類など幅広くあげられます。どの食物がアレルギーの原因になることが多いのかは年齢によって大きく異なり、0歳では鶏卵、牛乳、小麦ですが、1歳以降の幼児期では木の実類、魚卵、落花生、学童期以降では甲殻類、木の実類、果実類などが新たな原因食物となります2)。
年齢別 新規発症の原因食物
n=3,905
| 年齢群 |
|---|
| 症例数 |
| 第1位 |
| 第2位 |
| 第3位 |
| 第4位 |
| 第5位 |
| 第6位 |
| 年齢群 | 0歳 | 1・2歳 | 3-6歳 | 7-17歳 | 18歳以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| 症例数 | 1,736人 | 848人 | 782人 | 356人 | 183人 |
| 第1位 | 鶏卵 61.1% |
鶏卵 31.7% |
木の実類 41.7% |
甲殻類 20.2% |
小麦 19.7% |
| 第2位 | 牛乳 24.0% |
木の実類 24.3% |
魚卵 19.1% |
木の実類 19.7% |
甲殻類 15.8% |
| 第3位 | 小麦 11.1% |
魚卵 13.0% |
落花生 12.5% |
果実類 16.0% |
果実類 12.6% |
| 第4位 | 落花生 9.3% |
魚卵 7.3% |
魚類 9.8% |
||
| 第5位 | 牛乳 5.9% |
小麦 5.3% |
大豆 6.6% |
||
| 第6位 | 木の実類 5.5% |
各年齢群において5%以上を占める食物を表示
杉崎 千鶴子 ほか: アレルギー 72(8): 1032-1037,2023より改変
参考文献
本サイトに掲載された健康情報は啓発を目的としたものであり医師等のヘルスケアプロバイダーに対する相談に取って代わるものではありません。
患者さんの治療に関しては、個々の特性を考慮し医師等のヘルスケアプロバイダーと相談の上決定すべきものです。