特集・メッセージ
アナフィラキシー啓発オンラインセミナー
コロナ禍での生活の変化や安心して生活するための対策について
~コロナ禍でのアレルギー患者の意識変化に関する調査結果も発表~

セミナー概要

  • 日時 : 2021年2月19日(金) 13:00~14:00
  • 会場 : オンライン開催
  • 主催 : マイランEPD合同会社
  • 登壇者 :
    昭和大学 医学部 小児科学講座 教授
    … 今井 孝成 先生
    食物アレルギーを持つ子どもの母であり、モデル
    … 長谷川 理恵 さん

マイランEPD合同会社は2021年2月19日、食物アレルギーを持つ子どもとその保護者がコロナ禍でも安心して生活するために、メディアを対象に「コロナ禍でのアレルギー患者の意識変化と対策」をテーマとしたアナフィラキシー啓発オンラインセミナーを開催しました。

昨年から続く新型コロナウイルス感染症の流行は、私たちの生活に大きな変化を与え、食物アレルギーを持つ子どもの保護者の方から病院の受診に不安を感じるという声も聞かれました。そこで、本セミナーでは、昭和大学医学部小児科学講座教授の今井孝成先生と、食物アレルギーを持つ子どもの母代表として長谷川理恵さんにご登壇頂き、食物アレルギーやアナフィラキシーに関する基礎的な知識に加え、コロナ禍における実践的な対策などについてお話しいただきました。

長谷川理恵さん「もしもの時に備えて正しい情報を得られることがアレルギーをお持ちのお子さんと保護者の安心につながる」

トークセッションでは、食物アレルギーを持つ子どもの保護者を対象に実施した、コロナ禍での不安に関するアンケート調査結果が紹介されました。長谷川さんは、新型コロナウイルスの感染を恐れて、食物アレルギーについての『受診頻度が下がった』もしくは『受診しなくなった』という方が4割を超えたという調査結果について、「うちの子どもの場合は、小さいときに比べて、今はほとんど症状が出なくなったので、病院に行く必要はなくなったのですが、症状があまり変わらないお子さんの場合はすごく迷うと思います。」と話されました。学校や保育園、幼稚園が再開され、学校生活における食物アレルギー・アナフィラキシー対応に対する不安について「学校の先生方はコロナのことにつきっきりの状況ですので、その中で自分の子どもの食物アレルギーが酷かったら、給食は大丈夫かしら、などすごく心配だと思います。」とコメントしました。

食物アレルギー・アナフィラキシーに関する情報収集の方法について聞かれると、「お医者さんに聞くのはもちろん、同じアレルギーの子どもを持つママ友さんが結構多いので、お母さん達とお互いに知っている情報を交換しています。」と回答されました。今井先生は「正しい情報を得る努力をして頂かないといけないが、今は様々な情報がネットから得られてしまいます。そこで誤った情報を掴み、その誤った管理をしてしまうとお子さんにとっても保護者にとっても不幸ですので、まずは厚生労働省や自治体などのWebサイトや、マイランEPDが提供する医師が監修したWebサイトやアプリなどを是非ご利用いただければと思います。」と説明しました。また、長谷川さんは、コロナ禍のような非常事態において、アレルギーを持つ子どもと保護者にとって安心につながるのは「もしもの時に備えて、正しい情報を知っているかどうかかではないでしょうか。他の子どもとうちの子どもが一緒の症状とは限らないので、今井先生が仰ったように正しい情報を常に見られる方法を知っておく必要があると思います。」と話されました。また、万が一の備えとしてのアドレナリン自己注射薬については、「いざという時のために置いてあります。急に症状が出た時に慌てずに抑えることが出来るという意味では持っていて安心なのではないかと思います。」とコメントしました。

長谷川理恵先生さん「オンライン診療はすごく画期的で今どきで良いと思います。」

オンライン診療についての話題になると、長谷川さんは「私も利用してみたいと思います。病院に行かなくて良いので、その病院に行くまでの時間、そして病院で待つ時間を有効活用できると思います。子どもを連れていくとなると一日がかりですし、特に小さいお子さんだと親御さんは本当に大変だと思いますので、オンライン診療はすごく画期的で今どきで良いと思います。」とコメントしました。今井先生は、アンケート結果でオンライン診療を『利用したくない』と答えた人の『医師の指示などが十分に伝わるのか不安』という意見について、「患者さんも不安に思っている一方、実は我々もまだ慣れていないため、今後、より良いやり方になっていくと思います。ただ、操作が面倒というご意見に対しては、一度試して頂ければ、いかに簡単か分かって頂けるでしょう。少なくとも若い世代においては、オンライン診療というのは今後のスタンダードになっていくのではないかと思っています。」と説明し、オンライン診療の今後について、「厚生労働省による推進の下、各学会も調整を進めているところですので、オンライン診療に関しては間違いなく進むと思います。」と補足しました。

セミナーの最後に長谷川さんは「我が家の息子は緩和されてきたとはいえ、まだ反応が出るというお子さんも多いので、不安な親御さんもいらっしゃると思いますが、今日のセミナーで、どこでどのような情報を得たらいいのか、オンライン診療についてお聞きでき、有意義な、不安を軽減してくれる体験、時間になったと思います。」とコメントし、会を締めくくりました。

<セミナーの様子>