食物、蜂刺されによる急性アレルギーにそなえる

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よくある質問食物アレルギーQ&A

食物アレルギーについてよくある質問にお答えします。

Q1食物アレルギーと間違えやすい病気には、どんなものがありますか?開閉
A1

食物アレルギーは特定の食べ物が原因でアレルギー反応が起こり、じんましんや呼吸困難などのさまざまな症状が出ることをいいます。このため、アレルギー反応を介さず、食物を食べることで何らかの症状が出てくるものは、食物アレルギーと分けて考えます。例えば、牛乳を飲んでおなかがゴロゴロしたり下痢をしたりする乳糖不耐症※1や、食中毒、もともと食物中に含まれる毒物(毒キノコやフグ毒など)による症状、もともと食物中に含まれる化学物質(ヒスタミンなど)による症状も食物アレルギーではありません。

食べ物を食べて何らかの症状が出たからといって、自己判断で必要のない食物除去※2をおこなうことなく、医師の正しい診断を受けましょう。

  • ※1 乳糖不耐症:体質的に乳糖を消化できない症状
  • ※2 食物除去:アレルギーの原因となる食べ物を食べないようにすること
Q2乳児期のアトピー性皮膚炎と食物アレルギーは関係ありますか?開閉
A2

乳児のアトピー性皮膚炎には食物が原因である例が多くみられ、離乳食開始前に顔からはじまる湿疹が、スキンケアや適切な外用薬治療によっても症状が改善せずに経過します。しかし、こうした湿疹のすべてがアトピー性皮膚炎であったり、食物が関係しているわけではなかったりするので、その診断は専門の医師に相談しましょう。

Q3食物アレルギーは、成長すれば治るのでしょうか?開閉
A3

幼児期後半以降(成人も含む)に発症した食物アレルギーは治りにくいとされています。これに対して、乳児期や幼児期前半に発症した場合は、年齢とともに比較的治りやすいと考えられています。また、原因食物による治りやすさの違いもあり、鶏卵、牛乳、小麦、大豆は、6歳までに約9割が食べられるようになります。これは、成長する過程で消化吸収機能が発達することがひとつの要因と考えられています。

治る可能性をより高めるためにも、早めに専門の医師に相談して適切な指導を受けることが大切です。

Q4授乳中ですが、子どもの食物アレルギー発症予防のために、母親が食物除去をおこなう必要があるのでしょうか?開閉
A4

母乳がお子さんの食物アレルギーの発症に与える影響に関する研究はさまざまありますが、現在、世界各国の食物アレルギーの治療指針において、発症を予防する目的での妊娠、授乳中の母親の食物除去は推奨されていません。むしろ、偏った食生活は母親や子どもの栄養不足を引き起こすリスクもあります。

Q5アレルギーの原因食物でも、しっかり加熱したものや、発酵食品であれば食べても大丈夫ですか?開閉
A5

食物アレルギーの原因は食品の「タンパク質」成分です。このタンパク質は一般的に、胃液や腸液などの消化液に消化されにくく、加熱してもかんたんには壊れない構造をしています。このため、原因食物を調理したり発酵させたりすれば食べられやすくなると考えることは基本的にはできません。正しい知識を持って対策しましょう。

しかし、一部の食物には、加熱や発酵によってタンパク質の構造が変化し、食べられやすくなるものがあります。そのなかで代表的なものは鶏卵であり、卵白タンパクのオボアルブミンは加熱でかんたんに変性するため、鶏卵アレルギーの患者さんの中には、生卵や半熟卵は食べられなくても、加熱卵は食べられるという例を経験される方がいらっしゃいます。また、大豆アレルギーでも、しょうゆやみそなどの調味料は食べられるという例も少なくありません。

もっと詳しく子どもの食物アレルギー ママ&パパ応援コーナー

Q6食物アレルギーの子どもに風邪薬を飲ませたいのですが、どんなことに気をつければよいでしょうか?開閉
A6

医薬品の中には、卵白成分であるリゾチームや、牛乳成分であるカゼインなどが配合されている場合があります。薬局やドラッグストアで薬を手にするときは、必ずアレルギーの有無や状態について正しく薬剤師に伝えるようにしましょう。また、最終的には自分で確認することも大事です。

Q7そばアレルギーがあります。そば屋でうどんを注文したにもかかわらず、アレルギー症状が出てしまいました。今後の外食はどうしたらよいでしょうか?開閉
A7

レストランなどではひとつの調理器具(鍋、包丁など)で複数の食材を調理するため、原因食物を含まない料理を注文したはずなのに、それら食物が混入してくる可能性があります。うどんとそばが同じ釜でゆでられている場合、ゆでたお湯を介してうどんにそばが混入する可能性があるわけです。

原因食物の完全除去を指導されている場合は、このような理由で外食は控えるべきであり、外食する場合は、リスクを理解して万が一にそなえる必要があります。

専門用語でコンタミネーションといいます。

監修昭和大学 医学部 小児科学講座 講師 今井 孝成 先生

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