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エビやカニなどの甲殻類、イカ・タコなどの軟体類、ホタテなどの貝類は、学童期以降に問題となることが多いアレルゲンの1つであり、甲殻類は食物依存性運動誘発アナフィラキシー(Food-Dependent Exercise-Induced Anaphylaxis:FDEIA)の原因食物として頻度が高いことが知られています1)

アレルゲン1)

熱や酵素による影響を受けにくく、加熱調理してもアレルゲン性は低下しません。

予後1)

これらのアレルギーは成長とともに食べられるようになる可能性は低いと考えられています。

食事指導1)

エビアレルギー患者さんの約65%がカニアレルギー症状を示しますが、イカやタコなどの軟体類、ホタテなどの貝類に症状を示す割合は約20%です。
このため、甲殻類、軟体類、貝類をひとくくりにして除去する必要はありません。
甲殻類アレルギーがあっても、調味料に含まれる甲殻類のエキス成分やスープ、エビ風味のえびせんべいなどの加工食品は食べられることが多いですが、個人差が大きいので医師に相談しましょう2)
甲殻類、軟体類、貝類を除去しても栄養面での問題はありません。

甲殻類による
職業性食物アレルギー3)

調理師や食物を扱う仕事に従事している人は、扱っている食物に感作され、食物アレルギーを発症することがあります。
特にエビやカニなどの甲殻類が原因となることが多いです。 感作ルートは、経気道感作や手湿疹を介した経皮感作があります。

アレルギー表示4)

エビ・カニは特定原材料であり、表示義務があるため、容器包装された加工食品では原材料表示で確認することができます。
イカやあわびは表示を推奨する特定原材料に準ずるものとされています。

参考文献

  • 日本小児アレルギー学会. 食物アレルギー診療ガイド
    ライン2021. 第12-9章. 2021
  • 日本小児アレルギー学会. 食物アレルギービジュアル
    ブック2023. P42. 2021
  • 厚生労働科学研究班. 食物アレルギーの診療の手引き2023. P7. 2023
  • 日本小児アレルギー学会. 食物アレルギー診療ガイド
    ライン2021. 第17章. 2021

本サイトに掲載された健康情報は啓発を目的としたものであり医師等のヘルスケアプロバイダーに対する相談に取って代わるものではありません。
患者さんの治療に関しては、個々の特性を考慮し医師等のヘルスケアプロバイダーと相談の上決定すべきものです。

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