原因別アナフィラキシー
|食物アレルギー
食物アレルギーは、代表的な4つの
タイプに分類されます。
食物アレルギーの関与する
乳児アトピー性皮膚炎、即時型症状、
口腔アレルギー症候群、
食物依存性運動誘発アナフィラキシーについて解説します。
監修
昭和医科大学 医学部 小児科学講座
教授 今井 孝成 先生
乳児アトピー性皮膚炎に合併してみられる食物アレルギーで、食物が湿疹の悪化に関係している場合を指します。
主な原因
食物は鶏卵、牛乳、小麦などで、即時型症状に移行することもあります。
ただし、すべての乳児アトピー性皮膚炎に食物が
関与しているわけではないため、診断は医師の慎重な判断のもとにおこなわれます。
以前に比べて、患者数はだいぶ減って
きています。
食物アレルギーの最も典型的なタイプです。一般に、原因食物を食べて2時間以内に症状があらわれることが特徴です。
主な症状はじんましんなどの皮膚症状ですが、他にも呼吸器や消化器などに症状がみられ、時にはアナフィラキシーのような重篤な症状があらわれる場合があります。
乳児期に頻度の高い原因食物は鶏卵、牛乳、小麦ですが、近年ではくるみ・カシューナッツなどの木の実類が急速に増加しており、全体では鶏卵、クルミ、牛乳の順となります2)。
口腔症状(口の中がイガイガしたり、口の中が腫れたりする症状)が原因食物を食べると速やかにあらわれるタイプです。
なかでも花粉症と関係があるタイプを、特に花粉食物アレルギー症候群と呼びます。
生の果物や豆乳などが原因食物で
口腔症状があらわれます。
これは、花粉と似たアレルゲンをもつ食物に反応(交差反応)することで起こります。
原因食物を摂取後、多くは2時間以内に運動をするとアナフィラキシーなどの症状が誘発されます。
原因食物は小麦、次いで甲殻類が多く、また最近では果物も増えています。主に小学校高学年以降に発症します。
運動以外に風邪(感冒)や睡眠不足、疲労などのストレス、月経前状態、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、入浴、成人ではアルコールの摂取なども症状が起こる誘因になることがわかっています。
参考文献
本サイトに掲載された健康情報は啓発を目的としたものであり医師等のヘルスケアプロバイダーに対する相談に取って代わるものではありません。
患者さんの治療に関しては、個々の特性を考慮し医師等のヘルスケアプロバイダーと相談の上決定すべきものです。